pnaをつくる

半透明のシェルを作る事ができます。
例えば輪郭線を半透明にするとジャギー(ギザギザ部分)が無くなりなめらかになります。
他にはガラスやナイロンのような背景が透けて見える質感の表現もできるようになります。
ここでは輪郭線をなめらかにするpnaを作ります。

用意するもの

SAI体験版
IrfanView日本語版
Padie

(他のソフトでもできると思いますが使い方が違います)

手順

シェルを描くのシェルを一通り描いた所からはじめます。
作業ファイルは念のため別名で保存しておくのをお勧めします。

左のようになっているレイヤーを「レイヤー>下のレイヤーと結合」を使って右のように線と塗りに分けて結合させます。
表情差分は削除するか線画に結合してください。


一番下に背景レイヤーを作り、絵に使っていない適当な色で塗りつぶします。
すると白い部分をちゃんと塗っていないとこんな感じになります。


もしこうなってたら塗りと背景の間に新規レイヤーを作りそこに白いペンで隙間を埋めていきます。


埋め終わったら塗りレイヤーと結合します。


結合した塗りレイヤーの線からはみ出てる塗りを消しゴムツールで消していきます。
背景色のペンで消さないように気を付けてください。
線の下の部分は濃度の薄い消しゴムでぼかすように消していくといいかもしれません。
ある程度塗ったら背景の色をいろんな色(黒やあざやかな色がわかりやすいです)で塗りつぶしてみて違和感がないか確認します。
はみ出てる場合は消し、塗り残しがあればさっきと同じように下地レイヤーを作り埋めます。



終わったら線と塗りレイヤーを結合します。


背景を黒で塗りつぶし、一番上に白で塗りつぶしたレイヤーを作り、「下のレイヤーでクリッピング」にチェックを入れます。
実際のシェルはこの画像の白ければ白いほど不透明、黒ければ黒いほど透明な部分になります。

これをBMPで保存しIrfanViewでベースとなるサーフェスと同じ大きさにしPNGで保存すれば完成。
使う時はsurface0000.png用のpnaならsurface0000.pnaというファイル名に変更してシェルフォルダに入れます(表情差分にpnaを用意する必要はないです)。
容量を減らしたい場合256色に減色してください(16色でも良いかもしれません。これはIrfanViewで減色しても問題ないと思います)

注意すること

・pnaに対応しているOSはWindows2000以降のみで、Windows9x系ではpnaが付いてない状態で表示されます。
そのため2000以降のOSのみで表示確認すると9x系で見た時汚くなってしまう事もあるので気を付けてください。
一度pnaファイルを外して表示確認してみるのをお勧めします。


 
pnaのベースとなるサーフェスの輪郭線処理は左のように不透明部分の面積に余裕を持たせた方が良いです。
右は不透明部分がpnaの不透明部分(白い部分)の面積より狭いのでpnaがはみ出して輪郭線に黒が混じります。
ベースサーフェスの不透明部分の上にpnaを被せる感じで。